2009年8月25日火曜日

うぐいす

うぐいすの鳴く季節ですね。

街のあちこちから変わった鳴き声が聞こえてくる。ボーッとそれを聞いていると、感覚がオフになって何も考えられなくなる気がする。

テレビで某崖っぷち与党の古参議員が胸を張っている。「最近は高層住宅が増えましたのでね、選挙カーにもこのような上向きのスピーカーを増設いたしました。」果たして、住宅街の奥まで入り込み、うぐいす、声高に名前を連呼。候補、団地に向かって高らかと演説。仕事をしている人も、寝ている人も、病気の人もいるだろうに、生活環境を無視し、十把一絡げに自らの(?)政策を主張することが果たして声を届けることなのだろうか。そんな人が「皆さんの生活を守ります」といったって、到底信じられない。

某次期与党の辻立ちでのセオリーは、30秒に1回は名前を言うことだそうだ。他にも土下座したり、盆踊りで住民と握手したり、タレントで集客したり、いろんな党や人がいるけど、国民を馬鹿にするのもいい加減にしたらどうだい。

どんなに壮大な物語を書いても、伝え方一つでファストフードのCMになってしまう。
いっとき目をひかせ、刷り込み、感情を煽り、その場限りの消費に繋げる。マニュフェストという国レベルの虚構を信じさせたいのなら、それなりの伝え方を考えてもらわないと。何度も自ら内容を推敲したであろう、手垢がついた声が感じられずして、どうしてその物語を信じる気になるだろうか。

僕たちも煽られてものを手に入れることに、あまりにも慣れすぎたのかもしれない。自分の身体のみで物語を伝えようとする人は恐らく落選するだろう。湿った空気をつんざくうぐいすのリフレインを聞いていると、何だか悲しい気分にすらなってくるのだ。


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